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邦画「未成年だけどコドモじゃない」(2017年)感想レビュー

高校生同士

未成年だけど結婚します

  • 2017年公開
  • 学園ものラブコメ
  • 英勉監督
  • 保木本佳子脚本、水波風南原作
  • キャスト:中島健人、平祐奈

『未成年だけどコドモじゃない』概要

高校1年生の折山香琳は16歳の誕生日に両親からプレゼントに結婚を言い渡される。

これは父親が先代が夢に出てきてのお告げだった。
いきなりの事に驚く香琳はもちろん抵抗するが相手が実は前から気になっていた鶴木尚だった。

相手を知って大喜びの香琳。
しかし、尚の方は香琳に興味はなく冷たい態度。

そこへ香琳の幼馴染で香琳に片想いしている海老名五十鈴が絡んでくる。

登場人物

鶴木尚(中島健人)

18歳。高校3年生。サッカー部に所属。
香琳の婚約者。学校で一番のイケメンだがクール。母子家庭で貧しい。

折山香琳(平祐奈)

16歳の高校1年生
尚の婚約者で世間知らずのお嬢様

海老名五十鈴(知念侑季)

あだ名はリンリン
香琳の幼馴染で大金持ち
2人が結婚すると知り何かと邪魔をしようとする

松井沙綾(山本舞香)

尚の元カノ。
尚のことがまだ好き。

香琳のお嬢様っぷり

とにかく香琳が超お嬢様という設定でその世間知らずのお嬢様っぷりがすごい
さすがに現実ではこんな女の子いないと思いますが・・・。

  • 誕生日にはジャスティン・ビーバーやマーク・ザッカーバーグからお祝いが届く
  • 通学は運転手付きのリムジン
  • 朝の身支度は全てメイドがやってくれる
  • シャワーの使い方、洗濯物の干し方が分からない
  • すぐにパーティーをする
  • 誕生日はパリからパティシエを呼んでスイーツを作らせる
  • 渡された10万円が1食分だと勘違いする

など、現実ではさすがにあり得ないですが、映画なのでこれくらいぶっ飛んでいても全然大丈夫です。
この破天荒さが逆に可愛かった。

ただ、あのボロアパートのお湯の出し方は私も分からないかも・・・。

尚はあくまでもクール

結婚は決まったものの、尚はクールな態度を崩しません。
家の借金の肩代わりと学費を出すのを条件に結婚をOKしただけでした。

香琳へも以下のようにくぎを刺します

  • あくまでも共同生活するだけで夫婦ではない
  • 学校では他人のふり
  • 結婚していることはあくまで秘密
  • 顔で結婚を決めるような浅はかな女は大嫌い
  • 部屋は別々。お互いの部屋には入らない

などなど
とても新婚夫婦とは思えない条件ですが、香琳は何でもできるようになって自分を好きになってもらおうと決意して頑張ります。

この香琳の頑張る様子が健気で可愛いです。

香琳がスーパーポジティブ

とにかくこのお嬢様天然っていうのもありますが、スーパーポジティブです。

尚から遠ざけられても平気、怒られても前向き、ライバルが現れてもライバルだと思っていない。
豪華な屋敷からボロアパート暮らしになってもそれすら楽しめるポジティブさ。

元カノからお金目当てなのよ!と現実的なことを言われても
金目当ての何が悪いの?だって私の家は金持ちなんだからいいじゃないの。
と、あっけらかんと言い放ちます。

もはや嫌味すらも通じない性格。

天然でずれてるけど、一途でポジティブなお嬢様に、次第に尚も心を許すようになっていきます。

『未成年だけどコドモじゃない』を見終わった感想

しき

何も考えずサクッと見られる

ラブコメなので内容は軽めで、少女漫画の王道という感じです。
軽く見れるのとヒロインが可愛いかったです。

自分が貧乏なことで落ち込む尚。
跡継ぎになるんだからお金のことで悩む必要はないんじゃ・・・。
というのは突っ込まないでおこう。

尚が家庭の事で少しトラウマを持っていますが、そこはあまり映画では重要に描かれていませんでした。
原作読んでませんが、この設定、映画では別になくても良かったかもしれないですね。

仕方ない事だけど、五十鈴はちょっと可哀想な気がしました。
恐らく幼馴染で子供のころからずっと好きって設定なんですよね。
ラストもちゃんと結婚式に出席しているの偉いけどなんか残酷。

原作はコミック

原作は2016年に全5巻で完結しています。

5巻で完結なら読みやすいですね。
20巻以上になるともう読む気もしない今日この頃です。

イラストはあまり好きじゃないかも。

映画の方が主人公可愛い気がします。

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